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“軽井沢で暮らす”を叶える、長期滞在向きエリア「南軽井沢」

エリア
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軽井沢の市街地から車で10~15分ほどの距離に位置する「南軽井沢」は、自然がそばにありつつ明るく開けた土地柄と、充実した生活インフラが共存するエリアです。教育・文化・食の土台が整い、四季を通じて快適に暮らせることから、長期滞在・定住を希望する人々から特に好まれます。このコラムでは、近年のロングステイ需要の高まりから注目度が高まっている「南軽井沢」についてご紹介します。

教育、文化、スポーツを楽しむ環境が整い、住まうように過ごせる


南軽井沢は、旧軽井沢や中軽井沢の賑わいから程よく距離を置いた、落ち着きあるゾーンに位置します。観光客でにぎわう旧軽井沢銀座通りや、中軽井沢の商業エリアと比べると、生活に寄り添った静かな環境が広がっているのが特徴です。ほかのエリアよりも後から開発されはじめたこともあり、古くからのコミュニティーにありがちなしがらみがあまりなく、これから長期滞在や別荘利用を考える人にとって馴染みやすい土壌があります。

教育環境では、2020年に開校した風越学園が象徴的な存在です。幼児から中学生まで一貫して学べるこの学校は、先進的な教育理念を掲げ、自然環境を生かした学習スタイルを取り入れています。

文化的な側面でも、軽井沢タリアセンをはじめ、美術館や文学館などが点在しています。これらは観光客向けの施設であると同時に、長期滞在者にとっては「日常の合間に足を運べる文化資源」として機能します。観光要素と生活要素が自然に重なり合う点が、南軽井沢の強みといえるでしょう。

スポーツ環境についても恵まれています。風越公園には、テニスコートや陸上競技場、ジム、スケートリンクなど多彩な施設が揃い、家族で体を動かせる場として人気です。国際大会も開かれる本格的なカーリングホール・軽井沢アイスパークや、軽井沢72ゴルフをはじめとする名門ゴルフ場も近接しています。そのため、日々の生活に運動を取り入れやすく、心身共にリフレッシュしながら健康的に過ごすことができます。

このように、教育・文化・スポーツ環境がバランスよく揃うことで、南軽井沢は“環境が整っている=長く居ても生活が保てる”エリアとして評価されています。

日常の幸せに欠かせない“食”関連も充実


また、長期滞在の際に特に重視したいポイントの一つである「食」も充実。南軽井沢には、日常の買い物から外食まで、滞在生活を支える選択肢が揃っています。

地域密着型スーパーのツルヤ軽井沢店は、その代表格です。1975年に開業し、1996年にリニューアルした同店は、信州産の野菜や果物、オリジナルブランド商品で知られています。ジャムやドライフルーツなどの名物は別荘族にも人気で、長期滞在中の生活の核として欠かせない存在です。

さらに、2016年に開設された軽井沢発地市庭は、地元農家が丹精込めて育てた旬の野菜を直接購入できる直売所です。霧が発生しやすい高原の気候のなかで育まれた野菜は、表面が乾燥しづらいためみずみずしく柔らかい食感が特徴。「軽井沢霧下野菜®︎」の名称でブランド化されています。そのほか、そばやスイーツなどの加工品も豊富に揃い、長期滞在者が日々の食卓を彩るための食材を安定して入手できます。施設内のレストランでは、地元食材を使った料理も提供され、自炊と外食の中間的な楽しみ方が可能です。

また、塩沢通りの中でも、和食・フレンチ・洋食などジャンルの異なる美食店が立ち並ぶ、通称「グルメ通り」では、質の高い食事を楽しめる環境が整っています。例えば、グルメ通りの象徴と言われる『エルミタージュ ドゥ タムラ』では、静かな森の中に佇む瀟洒な建物で、ランチ・ディナーともにコース料理を楽しめます。ほかにも、軽井沢産の無農薬・有機野菜を主役に据えたフレンチを味わえる『無彩庵 池田』や、ジョン・レノンも愛したといわれる老舗喫茶店『離山房』など、個性豊かな店が揃います。長期滞在では自炊が中心になりがちですが、こうした良店が徒歩や車で近くにあることで、滞在が単調にならず、日々の満足度を高めることにつながります。

このように南軽井沢では、「スーパーで揃える」「直売所で選ぶ」「レストランで楽しむ」という三段構えの食体験が可能で、長く暮らすうえでも食の楽しみが尽きないエリアです。

いつまでも住み飽きさせない“四季のリズム”


生活インフラだけでなく、四季を通じて変化する自然のリズムを取り込める点も嬉しいポイント。

春から夏にかけては、塩沢湖の周辺が新緑に包まれ、湖畔の散策やアート鑑賞を楽しむことができます。タリアセンをはじめとする文化施設群は、季節ごとに異なる表情を見せ、短期の観光では味わいきれない「時間の積み重ね」を感じさせてくれます。

秋は紅葉とともに食の季節を迎えます。発地市庭で購入できる地元野菜や果実は色鮮やかで、滞在者の食卓を豊かに彩ります。
冬には、風越公園のスケートリンクやアイスパークでのウィンタースポーツが楽しめるほか、周辺の美術館巡りも季節ならではの過ごし方です。寒さの中で静かに芸術を鑑賞する体験は、都会では得られない価値となります。

また、南軽井沢からは浅間山の雄大な眺望を日常的に楽しむことができます。季節や時間帯によって姿を変える山並みは、長期滞在の満足度を大きく押し上げる存在です。

このように、南軽井沢では自然と生活が四季ごとに連動します。長く滞在しても飽きることなく、生活の中に常に新鮮さを感じられる環境が整っています。

ロングステイ客の増加とともに、ますます住みやすくなっていく

南軽井沢は、旧軽井沢や中軽井沢とは異なる趣のエリアです。中心地のにぎわいに近接しながらも、落ち着いた環境を維持しているため、生活の拠点として利用する方にピッタリです。

近年は、働き方改革やリモートワークの定着も背景となり、軽井沢全体でロングステイ需要が高まっています。南軽井沢もその流れを受け、今後さらなる開発や利便性の向上が期待されています。新しい施設やサービスの誕生は、滞在者にとって快適さを高める要因となり、中長期の滞在パフォーマンスをますます押し上げるでしょう。

観光地としての一時的な刺激ではなく、「居心地」を軸に滞在先を選ぶのであれば、南軽井沢はとても魅力的なエリアなのです。

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